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LECの「論点リサーチ」に応募した

論文本試験が終わり、「明日のジョー」のごとく、真っ白に燃え尽きた状態になってしまい、試験日から6日ほどたった今頃になってようやく疲労が回復した。

ところで、LECにて「論点リサーチ」なるものが行われていることを知ったので、早速応募してみた。

「論点リサーチ」というのは、なにやら耳慣れない言葉だが、一言で言えば、

「短答リサーチ」の論文版

といったものだ。LECの解説によれば、

各科目ごとに、本年度の論文本試験において記載することができた論点を列挙して公開し、実際に受験生の皆さまが記載された論点を選択いただくことで統計をとります。
論点リサーチを実施することにより、何を記載すれば合格することができたのか、または何を記載しなくても影響がなかったのかの基準が明確となります。


そうそう! こういうサービスが欲しかったんだよ! さすが、LECは分かっていらっしゃる。

ちなみに、参加特典として、論点リサーチの「統計結果」今年の論文本試験の「模範答案・解答冊子」が貰えるらしい。これで、

参加無料

というから受験生にとっては、まさしく至れり尽くせりだ。

なお、「論点リサーチ」の受付期間の締め切りは、7月10日(火)18時までということなので、まだ応募していない人は、ぜひ参加してみよう。統計結果から自分が書けなかった論点を他の受験生も書いたかどうかがはっきりするからだ。

ところで、実際に応募してみると、特許庁の公表論点よりも詳細な論点がずらりと並んでいることにまず驚く。「論点リサーチ」では、これらの論点について、

「十分記載できた」「記載した」「できなかった」の3つの選択肢の中から一つを選んで記載するというわけだ。以下に、LECの「論点の記載基準」を引用してみよう。

措置の場合:
例)分割・変更等
十分記載できた ⇒ 要件の3分の2以上をあげ当てはめて正しい結論を導き出すことができた
記載した     ⇒ 要件はあまり検討しなかったが結論は正しかった。
できなかった   ⇒ 記載できなかった。または、結論を間違えた。

論点の場合:
例)均等論・消尽論等
十分記載できた ⇒ 理由付け、結論共に記載することができた。
記載した     ⇒ 理由は十分には書けなかったが結論は正しかった。
できなかった   ⇒ 記載できなかった。または、結論を間違えた。


もっとも、これらの選択は自己申告制なので、受験生一人一人が正直に申告することを前提としているのはいうまでもない。その点は、「短答リサーチ」と同じだ。

「論点リサーチ」の利点は、論文本試験において、他の受験生がどの論点を挙げ、どの論点を挙げなかったのかが分かるということに尽きるだろう。過去の論文本試験にも、大きな論点を落としてしまい、てっきり不合格と思っていたのに、なぜか合格していた、という受験生が少なからず存在していたが、これは自分が書けなかった論点をほとんどの受験生が落としていたために、合否にはそれほど影響しなかったということだ。逆にいえば、ほとんどの受験生が記載できた論点を自分が落としていると、不合格の可能性も高くなるということでもある。

また、仮に今年の論文本試験で残念な結果になったとしても、どの論点を挙げられなかったためにダメになったのか具体的に分かるため、次の試験にフィードバックしやすいという利点もある。昔は、論文本試験の終了後に各自で再現答案を作成して、模範答案と比較して分析するという七面倒な作業を行っていたが、「論点リサーチ」をうまく活用すれば、このような作業が格段に捗るというわけだ。

一方、「論点リサーチ」の問題点を挙げると、今年初めて登場したサービスゆえに「短答リサーチ」と比べていまいち認知度が低く、論文本試験を受けた受験生のうち応募者がどれだけ集まるか怪しいという点だ。それゆえ、応募者の総数が少ない場合、信頼性が低いという問題がある。

また、この手のリサーチは、往々にして自信のない受験生は倦厭し、自信のある受験生のみが応募するため、全体的に底上げされた結果が出やすいという点も挙げられる。それゆえ、「短答リサーチ」の結果と同様に、ある程度結果を割り引いて判断する必要がある

さらに、正しい論点を挙げるだけでほぼ合格点がつく特実のような問題とは異なり、意匠法のような問題の場合、単に「論点」を挙げただけでは不十分で、論点を挙げた上で、どれだけ緻密で詳細な検討ができたか否かで合否が大きく左右されるところがあるため、細かい検討を要する意匠法のような問題にはあまり参考にはならないだろうという点も挙げられる。

しかしながら、うまく活用すれば、「論点リサーチ」は弁理士受験生の強力なツールになるだろう。なにせ、これまで、

論文試験の採点は全くのブラックボックス

であり、本当に公平な採点が行われているのか、全く分からなかったからだ。

というわけで、私も早速LECのサイトへ行って、「論点リサーチ」を受けてみた。

その結果、分かったこと・・・。

細かい論点を「いっぱい」落としていたorz

今回ばかりは、マミさんと同じ運命を辿るかも・・・もうだめぽ

                  _r'ニ二> 、
               _,. :'´ ̄: :`ヽ\::.::`ヽ
            _,.:'´: : : : : : : : : : ヽ ';:.::.::ハ
          ∠,仁._‐-、 : : : : : : : : : :}_j::/::.::i
        , '´ ̄¨´‐.、 `y'^ー、: : : : : : :/'イ::.::.::{       ,.、
      /  .   : :  Y }   }_;.-'TT´::::::.::.::.:;ノ   _,.f´__,\
      .′ :   :    :}v  .i`ト-く._!:::::::_;.イ--、―¬;.:.:.:.:_:.:.:\
.     l .  :     :. .:!|   !!  /イ ̄ /   j_,. -亠'¨⌒ヽ:_ノ
      ! {  :  :.  |:.:,! !  | `ー'´ ヽ.__,,.. -‐'´
     }.:}.  :.l  :.: .!:.i r' , 、〉
   (_,ノ_;{:...:.:.:!: .:.:. .ハ:{_`T~^i
      f彡Y:.:.}:|:.!:.:!:{:イ'` |  !
     ⌒j,ィ:.{:!:ハ:|:!{{|   j  !
       ,レ^ト! }川`ー/,.  {
              }n.n r}
                 ´ ゙′
というわけで、今回の失敗の原因を究明すべく、

どうしてこうなった委員会

を開いて、今回の論文本試験の「一人反省会」を行うことにした。

■「どうしてこうなった委員会」で判明した反省点

反省その1:新規事項の追加の禁止の趣旨がまるで検討はずれだった


新規事項の追加の禁止の趣旨について、LECの論点は、「迅速な権利付与について」「第三者の監視負担の軽減について」ということだったらしいが、私は、

どちらも全く記載していない(←自慢です)

ちなみに、私が書いたのは、「先願主義のため、新規事項の追加を認めると第三者に不測の不利益を生じるから」という趣旨。LECの論点にかすりもしてねえ・・・。だめじゃん。

その上、誤訳訂正書による補正は国際出願日における国際出願の明細書等に記載した事項の範囲内で補正ができる趣旨として、「第三者の利益との調和を図りつつ、過誤による翻訳から出願人を救済し、国際的調和を図るため」とか、余計なことまで書いてしまった。だって、宮口の一行問題レジュメに書いてあったんだもん!

しょっぱなから、思い切り論点をはずしてしまったので、「論点リサーチ」の最初から凹んでしまった。

反省その2:出願の分割(44条)を書き忘れた


「分割」なんて考えもしませんでした(←おい)

以上。だって、誤訳訂正書による補正の措置を記載するだけで時間が大幅にオーバーしちゃったんだもん!

反省その3:問題Ⅱにおいて、損害賠償の定義、102条の推定等を書かなかった


書く時間がまるでありませんでした(←おい)

大体、あのシビアな時間制限の中で、損害賠償の5要件を書いて要件を当てはめて、その上102条各号の検討までできる奴なんて、どんな超人ロックなんだよ。まあ、いるんだろうが・・・だが、私には到底無理だ。

反省その4:完全独占通常実施権について検討しなかった


「第三者の実施によって権利が侵害されていれば、可能」という、

意味不明な文章しか書けませんでした(←おい)

もう、この段階で「残り時間5分」とかいう、鬼畜な状況だったので、細かいことを逐一検討している時間がなかったのよ。言い訳にすぎないが・・・。

反省その5:「輸出」のために製造する行為について根拠が異なっていた


製造と輸出を「1つの行為」として書きました(←おい)

だって、この時点で「残り時間1分」。とにかく最後まで書ききることが正義というか、逆に、最後まで書ききらなければアウトだと思っていたので、あの状況で製造と輸出を2つに分けて検討するのは、もはや無理でした。

というわけで、特実は上記5つの違法性を発見した。なんか、この時点で、

マミさんと同じ運命に陥っている

可能性が濃厚にしてくるのだが・・・orz

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次は、意匠法の反省について。

反省その6:主体的要件等不具備の場合の手続却下(18条の2)を忘れていた


完全に失念しておりました(←おい)

実は、全科目のうち、私が一番意表を突かれたのがこの問題だった。これが意匠法唯一の不安要素といえる。

最後に、商標法の反省について。

反省その7:4条1項16号の検討をきれいさっぱり忘れていた


え? 16号? 何それ? 食えるん?(←おい)

これが、「ABCチョコ」じゃなく「ピーナッツチョコ」とか「ガーナチョコ」とかだったら、すぐに気づいたんだがなあ。実際、今回の受験で一番ダメージが大きいミスがこの商標法のミスだ。致命傷にならなければいいが。

配点から考えれば、問題Ⅰの3つの設問に各20点ずつ配点が振り分けられると単純に考えれば、どんなに贔屓目に見積もっても、

10点の損失

はあるだろう。この10点を大きいと見るか、小さいと見るか。

これはもう、天に向かって祈るしかない・・・

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     /
     | みんなが8条2項 or 4条1項16号の論点を落としていますように…。
     \_______________


(↑)祈りが違うだろっ!!

私にとって唯一の救いは、他の論点については概ね検討できたことと、意匠法、商標法において、変なこと(違法的な記載)を一切書かなかったことくらいか。

しかし、今回ばかりは、さすがにショックが大きかった。もう二度と、立ち直れないかと思うほど・・・。周りの出来にもよるが、合格可能性については、今回の「論点リサーチ」の結果を見てから改めて考えるとするか。今は、これが精一杯。

今回苦戦したのは、やはり、

ほむほむへの愛が足りなかった

のだろうか・・・。毎日毎日、ほむほむのお守りに向かって祈りを捧げていたのに・・・。

タシロ艦長 「なんてこった…。神も仏もいないのか…」

副長     「天が我ら弁理士受験生を見放しただけでしょう…」


もっとも、「勉強不足」と言われれば、それまでだが・・・

// / / | / │l/ |  | | |
`/ー∨、 |/   |/ _,.イ  | | l
イ´/ ,;;;.ヾ`リ    イ.:ヽl 人ノ l
 (::::::::::ノ       l::'''::l∨| .:l :l 
.::::..  ̄      `ー ´;' :l .:l :l  ぐぬぬ・・・(←あまりにも適格すぎて、反論できない)
:::::::         '   .::::.│.:l ::l :l
               ;'.:::l ::l :l
\   ⊂==っ  , イ.:::::l ::l :l

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