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ゲーム脳理論に基づくヲタク式短答試験攻略講座その1

弁理士受験生の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。お久しぶりです。ヤメケンです。
最近弁理士とは全く無関係の、ヲタ系の記事ばかりになってしまい、申し訳ありません

そこで久しぶりに弁理士関係の記事を書こうと思ったのですが、

私は真面目な記事を書くと、大量のMPを消費するのか

どうにも気力が萎えてしまって長続きしない体質
(←どんな体質だ?)

なので、次回からは真面目な記事を書くときは、気力が萎えてしまわないよう、ページ数を抑え気味にして、あまり肩のこらない内容にしようと思いました。その点、短答式試験の問題は1問1問が短いので、MPの消費量が少ないのではと思いました

とはいうものの、また気力がなくなって、講座をやめてしまう可能性もなきにしもあらずなのですが、そうなったときは、誠に勝手とは思いますが、ご容赦ください。


講師:
三工口(みこうぐち)ヒロノ (骨の髄まで腐りきったヲタク系専任講師)

受験生:
俺 (条文の暗記が大の苦手な残念系イケメン受験生)



今日の問題:平成25年度短答式筆記試験問題〔4〕設問(イ)

〔4〕知的所有権の貿易関連の側面に関する協定における商標の保護に関し、次の(イ)~(ニ)のうち、正しいものは、いくつあるか。

(イ) 登録された商標の権利者は、その承諾を得ていないすべての第三者が、当該登録された商標に係る商品又はサービスと同一又は類似の商品又はサービスについて同一又は類似の標識を商業上使用することの結果として混同を生じさせるおそれがある場合には、その使用を防止する排他的権利を有するが、類似の商品又はサービスについて類似の標識を使用する場合は、混同を生じさせるおそれがあると推定されなければならない。



「みんな、アハトゥンク!!」

あたしは、三工口(みこうぐち)ヒロノ! 

「今日からあんたたちの専任講師をつとめることになった、美少女専任講師よ!」
美少女は余計だろ!

「それじゃ、時間ももったいないから、さっそく問題を解いていくわよ! はい、そこのイケメン受験生!!」

「え? 俺?」
「あんたよ! あんた! 今から問題を出すから、解いてみて!! 今年の短答式試験の問題〔4〕の設問(イ)よ」

〔4〕知的所有権の貿易関連の側面に関する協定における商標の保護に関し、次の(イ)~(ニ)のうち、正しいものは、いくつあるか。

(イ) 登録された商標の権利者は、その承諾を得ていないすべての第三者が、当該登録された商標に係る商品又はサービスと同一又は類似の商品又はサービスについて同一又は類似の標識を商業上使用することの結果として混同を生じさせるおそれがある場合には、その使用を防止する排他的権利を有するが、類似の商品又はサービスについて類似の標識を使用する場合は、混同を生じさせるおそれがあると推定されなければならない。



「うげ! TRIPs協定じゃないか……」

俺は、問題文を見てげんなりした。というわけで、俺は、問題文を読むことなく、早々に降参することに決めた。

「先生、わかりません!」
「あんた、問題文を全然読んでないんじゃない? 戦う前からあきらめる気?」
「俺、TRIPs協定はちょっと苦手で……それに問題文も長いし……」

「問題文が長いって……」

あんたそれでも男? キンタ○ついてんの?

キ○タマなら、ちゃんと2つあります……

「仕方ないわね? それじゃ、長文問題を解くときのコツを教えてあげるわ! 1回しか言わないかもしれないから、耳をかっぽじって、よく聞くのよ!!」

問題文はね、前から読むものじゃなくて

後ろから読むものなの!!


「後ろから読むって? ……は?」

「あんたね。短答式試験というのは、時間が限られているの。だから小説みたいに律儀に一行目から問題文を読んでいったら、いくら時間があっても足りないわよ
「それはわかるが……だからといって、問題文を後ろから読むなんてありえないだろ?」

問題を解くというのは、いわば犯人捜しなの!

だから、問題で問われている要件(犯人)が何か

犯人が隠れていそうな場所を探すことが最優先よ!



短答式試験の法則その1:

問われている要件(犯人)を真っ先に把握しろ!

「わかった?」

俺は、頭が混乱してしまった。後ろから問題文を読むだと? いったい何を言っているんだ、この女は?

「仕方ないわね。問題文を見なさい! この問題文には、『~が』という接続詞が使われているでしょ? 接続詞は、問題を解くための1つの手がかりなの!」


短答式試験の法則その2:

接続詞に解答を導くための手がかりが隠されている!

「ここで、問題文を見ると、接続詞『~が』の前後で、商品等の使用条件、すなわち客体的要件について対比されているということがわかるわ。そこで、権利者や第三者などの主体的要件をマーカーで消して、直接対比されている部分だけを残すと次のようになるわ


(イ) 登録された商標の権利者は、その承諾を得ていないすべての第三者が、当該登録された商標に係る商品又はサービスと同一又は類似の商品又はサービスについて同一又は類似の標識を商業上使用することの結果として混同を生じさせるおそれがある場合には、その使用を防止する排他的権利を有するが、類似の商品又はサービスについて類似の標識を使用する場合は、混同を生じさせるおそれがあると推定されなければならない。


「いい? どんな文章にも当てはまるけど、 問題文には『流れ』がある の。この問題の場合……」

原則→だが→例外

「……という流れになっているの。これと似たような流れに……」

正論→だが→断る

「……というのがあるわ。 この流れを活用した名文の例 として、ニコニコ大百科には……」

孫悟空: 「地球のみんな・・・オラに元気を分けてくれ!」

地球のみんな: 「だが断る」

「……というのがあるわね」

特定の人種にとってのみ、わかりやすいの例じゃないのか、それは?」

「このように、問題文に『~が』という接続詞が出てきたときは、『~が』の前後に、原則と例外がくるという法則を覚えておくといいわ! この設問の場合、原則にあたる客体的要件は、次のような構造をもっているわ」


客体的要件(原則)
フラグ1:同一又は類似の商品等について同一又は類似の標識を商業上使用
フラグ2:混同を生じさせるおそれがある
    ↓
エンド:その使用を防止する排他的権利を有する

「つかぬことを聞くが、 フラグとエンド というのはなんだ?」
「大変いい質問ね!」

フラグは、特定の目的地へ進むための条件で

エンドはその目的地(ハッピーエンドやバッドエンド)よ!


「それは、ひょっとして、ゲーム用語じゃないのか?」

「そうともいうわね。時間もないからこれについては後で説明するわ。この設問の場合、権利者が第三者の使用を防止する排他的権利を有するというハッピーエンドにたどり着くためには、『同一又は類似の商品等について同一又は類似の標識を商業上使用』(フラグ1)と、『混同を生じさせるおそれがある』(フラグ2)という、2つのフラグを立てる必要があるってわけ。それが原則ね」
「なるほど」

「でも、短答式試験において、原則が問われることは少ないの。なぜなら、原則は、あんたのようなおバカな受験生でも解けるけど、例外は誰でも解けるとは限らないから、受験生の実力を見るには、原則よりも例外を見るほうが都合がいいのよ!

「おバカな受験生で悪かったな!!」


短答式試験の法則その3:

原則よりも例外が問われやすい!

「というわけで、この設問は一見長いけど、 犯人が隠れていそうな場所に限って絞り込むと、接続詞『~が』の後の文章が最も怪しいということがわかる の!」


(イ) 登録された商標の権利者は、その承諾を得ていないすべての第三者が、当該登録された商標に係る商品又はサービスと同一又は類似の商品又はサービスについて同一又は類似の標識を商業上使用することの結果として混同を生じさせるおそれがある場合には、その使用を防止する排他的権利を有するが、類似の商品又はサービスについて類似の標識を使用する場合は、混同を生じさせるおそれがあると推定されなければならない。


「結局、マーカーで消していない部分だけ読めば、他の部分は一切読まなくても、解答を導くことができるってわけ!」
「先生、それはいくらなんでも、邪道というのではないでしょうか?」

いいの! 邪道だろうが鬼畜だろうが

問題なんて解ければ官軍よ!!


なんてひどい専任講師なんだ……」
「あんた何いってるのよ? そんなの新自由主義の常識でしょ? そんなことだから、いつまでたっても試験に勝てないのよ!」
「ちょっと待て。おまえのその崩壊しきったモラルと新自由主義との間に何の関係があるんだ?
イケメンのくせして面倒くさい男よね? あんた?」
おまえのような腐った講師から面倒くさいといわれる筋合いはない

「ま、いいわ。問題文の最後の文章に着目すると、その構造は、次のように、フラグ1からフラグ2を推定する形になっていることがわかるわ」


客体的要件(例外)
フラグ1:類似の商品等について類似の標識を商業上使用?
    ↓推定
フラグ2:混同を生じさせるおそれがある

「いまいち、よく理解できんな」

「あらそう? あたしのゲーム脳理論で考えたら、こんなの一目瞭然よ!」
「ゲーム脳理論?」

原則の構造は、ハッピーエンドに到達するためには、最低2つものフラグを実現しないといけないでしょ? でも、これはいってみれば、勉強ができて、かつスポーツもできるといったように2つのフラグを立てないといけないから、条件としては結構厳しいのよ」
「なるほど」

「でも、例外として、特定の条件を満たせば、もう1つのフラグも自動的に満たされると推定されるなら、実質フラグが1つだけになるから、攻略はとても簡単になるわ! それと同じ理屈ね!」
「そのための例外規定というわけか」

「そこで、この例外を検討してみると、おかしなことに気づくはずよ!」
「おかしなこと?」

例外というのは、特別だから例外なのであって

例外をあれもこれも認めてしまったら

それはもはや例外とはいえない


「……でしょ? だから通常、原則と例外との間には、以下のような関係がなりたつの」


短答式試験の法則その4:

原則よりも例外のほうが条件が厳しい!

「でも、この問題文の構造を見ると、そういうふうにはなっていないわ! 類似の商品等について類似の標識を使用した場合でも混同を生じさせるおそれがあると推定されるのだったら、条件としては全然厳しくないじゃない? 普通、原則よりも厳しい条件を課すのだったら、類似なんて広い範囲じゃなく、同一の場合のみに限定するはずよ。そんなことは、あんたに限らず、サルでもわかる理屈でしょ?
なんで、俺とサルとを対比させるんだ?

「以上の考察から、正しくは次のようになるはずよ。嘘だと思うなら、TRIPs協定の関連条文を見てみることね」


客体的要件(例外)
フラグ1:同一の商品等について同一の標識を商業上使用
    ↓推定
フラグ2:混同を生じさせるおそれがある

「以上から、 設問(イ)の答えは、正しくない という結論が導けるわ!」


結論:設問(イ)は正しくない

「このように、短答式試験は……」

原則と例外といった『形式的な条文構造』が理解できれば

条文についての知識が全くなくても

常識のみから正答を導くことが可能なの!


条文についての知識が全くなくても正当を導けるとか、まったく、おまえはとんでもないオタク専任講師だな」
「ふん、なんとでも言うがいいわ!!」

これがゲーム脳理論に基づくヲタク式短答試験攻略法よ!
 
「それじゃ、今日の講義はここまで! やる気があれば、次回は設問(ロ)について説明するわね! グーテンナハト!

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